MS-06K ザク・キャノン
MS開発秘録
MS-06K ザク・キャノン
FILE No.005
MS-06K ザク・キャノン
北米キャルフォルニア空軍基地を制圧した際に、対空攻撃機として運用された機体。地上制圧用戦闘車輌にはマゼラ・アタックが用意されていたが、拠点防衛の観点も含む通常の地上戦ではモビルスーツの機動性に勝るところはなく、発想の転換で開発が行われた特殊作戦機。当初は交換兵装としてMS-06Jに対空機関砲を装備させることで設計が行われたが、重量バランスの負荷が大きくしばらくの間は開発が滞っていた。連邦軍のモビルスーツの実戦投入の報がもたらされた時点で機体そのものにD型仕様同様改設計を行い、当初の対空防御運用に合わせて中距離支援目的で180mm砲装備の少数機(K型承認では9機と言われているが、戦後発掘された資料と証言でアフリカ戦線でも使用されたことが判明している)が製造され、すべて実戦配備された。D型同様ミノフスキー粒子散布下での通信連絡機能を補填するためアンテナブレードの異なるものが確認されている。