「聖闘士聖衣神話」の技術を昇華させた新ブランド「聖闘士聖衣神話EX」。今回は「ジェミニサガ」「レオアイオリア」に続く第3弾「アリエスムウ」を紹介する。作中序盤では聖衣修復技術や超能力によって星矢たちをサポートし、『冥王ハーデス十二宮編』では物語の中心となって活躍したキャラクターである。商品はこれまで同様"可動域の拡大" "至高の造型" "豊富なオプション"という3つの「EXclamation(驚き)」をコンセプトに設計された。
「EX」の特徴の一つである豊富な表情パーツ。商品ではムウのキャラクターに合わせて"凛とした表情" "微笑" "叫び" "目を閉じる"の4種を用意している。マスク装着は劇中のフィット感を再現するため専用の前髪パーツを使用。上記のどの表情でもマスク装着は可能である。
さらに商品ではムウの特徴であるロングヘアを4パターン用意。(1)はマスク装着時に使用。(2)はノーマル。(3)は旧商品でも採用された髪結いタイプで、今回の「EX」版では結び目に可動ジョイントを設けている。(4)は(2)同様「APPENDIX」に付属したタイプで、「アテナエクスクラメーション」など腰をかがめたポーズに対応。上記の表情パーツと組み合わせることで様々なシチュエーションが再現できる。
穏やかなムウが垣間見せるアクティブさを、「EX」ならではの可動機構によって表現。ショルダーとウエストパーツの二重関節に加え、「EX」で採用された腰回転によって“アテナエクスクラメーション”も再現可能。「聖闘士聖衣神話」版では別売「APPENDIX」との組み合わせが必要であったポーズが単体でキマる。
聖衣の両肩に備えた"羊のツノ"は、節ディテールが入った原作タイプに換装可能。こちらは節を利用した回転機構が存在し、シチュエーションに合わせて角度の調整もできる。
マント非装着時には"羊の顔"を模した背面パーツを使用。"羊のツノ"は可動ジョイントによって接続されている。
ムウを象徴するアイテムである聖衣修復道具も付属。旧「聖闘士聖衣神話」版とは異なる新造形で、素材にはダイキャストを使用している。
パーツの新造によって新生したアリエスのオブジェ。「EX」版ではボディ(腹部)パーツが分割式になり、これにより羊の首周りがシンプルな構造となった。またスミイレを廃したことで金色聖衣の高級感も高められている。なお設定ではマスクはボディ内に収納されているが、商品では玩具オリジナル解釈で後部に接続。これはTV放映時の商品「聖闘士聖衣大系」からの伝統である。もちろんオブジェのツノも原作タイプに換装可能である。
"羊のツノ"の接続ジョイントは2タイプの選択式。(1)は上でも紹介した可動タイプで、ツノの角度を広範囲に調整できる。(2)はメッキ処理された固定タイプで、角度に制限があるが美観をより高めることが可能。これも「EX」で初採用された仕様である。
12人が存在する黄金聖闘士中、早くも3人目が登場した「聖闘士聖衣神話EX」。「聖闘士聖衣神話」版が発売された2005年から積蓄された技術が存分に詰まった商品である。"アテナエクスクラメーション"再現のためにも「レオアイオリア」と共にぜひお買い求めいただきたい。
発売日:2011年12月29日 メーカー希望小売価格:6,300円(税込)