"S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE" Roundtable Discussion

Finally, "S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE" will be released.
There, Mr. Shunsuke Gondo, who is known as a suit actor of "Ultima Tiga", Mr. Tsuburaya Productions who was involved in costume and character maintenance in the Heisei Ultra series trilogy starting from Tiga, Mr. Tatsuya Nagao who is in charge of this modeling A roundtable discussion was held by the three parties.
For "S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE," Jo Narita, who was in charge of suit modeling at the time, created the prototype of the statue. Mr. Nagao of M.I.C., who has worked on numerous "S.H.Figuarts" models, created the movable parts, and Mr. Fukui, who was familiar with the suits of the time, supervised the development. We asked the three people who played a central role in the development to talk about "Ultraman Tiga".
S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE
--First of all, please tell us about "S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE".
権藤:制作スタッフの皆さん、とてもよくやっていただいたと思いますよ。手を見ても「ああ、これ俺の手だなぁ」っていう感じです。やはりスーツアクターによる指先の印象で、それこそ全体の表情が出てしまいますからね。
永尾:実際に彩色されたものを見るのは、実は今日が初めてなんです。今回、パンツ部分は軟質素材なので、シルエット的には綺麗にいってるなって思います。やはりティガは素立ちが魅力のあるウルトラマンだから、素立ちで飾っても楽しめるのが一番良いところですね。可動フィギュアだからたくさん動かなきゃいけないんでしょうけど、個人的には立たせて飾りたい。あと、この軟質が商品となった時、どこまで上手く作用してくれるか、気になっています。

福井:実は私もまだ手に取って見てないなかったんですが、かっこいいですね。塗り分けのラインとかもいいですし。今回このフィギュアの監修をするうえで、“関節の可動部分を一旦ないもの”として、「全体のバランスは大丈夫なんだろうか」というところを見極めるのがとても難しかった。それはおそらく造形されている永尾さんも、そうだったと思うんですけど。
永尾:はい。やはり可動を入れる工程で、次々と段差ができてしまい、一応、ラインとしては収まっていても、立体として見た時、なんだかちぐはぐさを感じてしまう。角度がちょっとずつ変わるだけで、シルエットが変わってしまいどうしよう……みたいな。ずっとその戦いでした(笑)。
――What did you think frankly when you received an offer to scan Mr. Gondoh directly this time?
権藤:「やはり来たか(笑)」という感じでした。それこそ冗談では前々からそんな話もあったのですが……。ただ、ティガを演じてから25年経ってるわけですから、当時とは違う。そこに意味はあるのかと葛藤もありました。普段からある程度、身体の整備はしていますが、やはり当時の体形そのままを求められてしまうと……。それでも僕自身はもちろん、ファンの皆さんもこんなにティガを愛していただいてるので、その責任もある。でもまぁ聞いてみると、あくまで骨格バランスのデータを提供していただきたいとのことでしたし、じゃあ、筋肉は期待しないでねとした上で、今でもここまで求めていただけているのであればと打たれてしまい、これはもうライフワークだなと思って「分かりました」と。ただし、「納得できなかったら、ズバズバ切り捨てますよ」とは言わせてもらいました。
――How was the actual scan?
権藤:ポッドのようなものに入って 、レーザー光線のようなものが体を一巡して“バシャ!”と一瞬で撮るのかと思っていたら、予想に反してですね、ワンポーズ5分って言われて。「いやぁ、それは聞いてなかったなぁ……」と(笑)。相当きつかったですね、あれは。
永尾:静止していただいて、全身をスキャンする方式でしたからね。私も開発する上で細かい造形、バランスを把握しないといけないので、スキャン時にかなり写真を撮らせていただきました。

権藤:飛行ポーズや片足立ちは、さすがにかなり辛かったですね、動くとやり直しなんですよ!(泣)もうそれこそ舐め回すようにスキャンされるんですよ。「足の裏も撮らせてくれ」って言われた時はびっくりしましたね。
永尾:まぁ、とにかく動かないでくれと(笑)。大変でしょうけど我慢してくださいみたいな感じで。「申し訳ないです」という気持ちでした。
権藤:過去の撮影でもスチルタイム(プレス用などのポーズ撮影)があるんですけど、その時ですら経験したことがない長時間撮影でしたからね。
――It was a process of making a movable figure by Mr. Nagao's hand while feeding back the scan data that you had a hard time to the prototype of Mr. Minoru Narita's statue.
永尾:成田さんの造形、このフォルムを極力壊さないように可動を入れていく作業でした。やはりクリアランスや肉厚を作る上で、ちょっと膨らませたり、だんだんフォルム・ラインが変わってきたりして。その時は権藤さんのスキャンデータと合わせてもう一回調整するみたいな。そんな感じでやってみましたね。
権藤:こういった可動フィギュアである以上、可動域の確保の限界値があるらしく「もうちょっと腹から背中にかけてを薄っぺらくしたいんだけどなぁ」とか、それこそ極限まで薄くしてもらったりしました。
福井:造形の仕上がりをまずデータ画像でチェックするんですけど、やはり実物と画像ではかなりギャップがありますね。データ上で気になった箇所が、実物を見ると問題なかったり、またその逆ということもありました。今回の監修で、一番気づかされたところですね。
権藤:首の形状は、けっこう意見させてもらいましたね。どのような首に対して、面が座るかによって、顔の見え方が変わってくるんですよね。それこそ同じ面を着けてても演者によって面の印象が違うんです。やはりウルトラマンティガは平成ウルトラマンとしてエポックメイキングですし、ティガのデザイナーである丸山 浩さんが創造された、この美しいデザイン、ウルトラマンティガ特有の“艶っぽさ”や“色気”をちゃんと醸し出すように、表現するようにと、抽象的な注文を付けてしまいました(笑)。

福井:“艶”とか“色気”って、とても難しいですよね。動きの中の一瞬を切り取った美しさみたいなもの、権藤さんも監修時に何回か仰っていて。可動フィギュアの中にどう落とし込めば表現できるのかというところは、かなり難しい注文だったと思います。立ち姿のフォルムは一番こだわったところでした。権藤さんは『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』のティガが、ご自分の中でも完成された姿と仰っていましたよね。このあたりも注意しながらの監修でした。

福井:やはりTVシリーズから歴史のあるティガですから、どの時代のティガを……みたいなお話もさせていただいて。最終的に『THE FINAL ODYSSEY』版のティガが一番の完成形として良いだろうとなりました。
永尾:途中でいろいろと迷いもありましたが、権藤さん、福井さんにも見ていただきつつ、ベストを目指しました。
権藤:最後の詰めの部分で、僕がダメ出しを繰り返したこともあり、完成までに予定よりだいぶ時間がかかったと聞いています。それこそ「本来、鍛えていくとココはこんな風に締まっていくもんだよ」とか。マニア的なこだわりを突き詰めてもらいましたね。
平成ウルトラマンシリーズ第1作『ウルトラマンティガ』

――Please tell us about the design of Ultraman Tiga.
権藤:“ウルトラマンは赤とシルバーの二色”という刷り込まれたイメージがあったので、それにブルー系が加わってることにまず驚きましたよね。パッと見たインスピレーション、第一印象としては、理髪店の店先にある回転看板みたいだなと思いました(笑)。それと顔を見た瞬間、まあイラストで見たんですけど、ちょっと海洋生物のようなイメージを受けました。でもカッコいいなと思いましたね。
永尾:やっぱり昭和のよい造形と、平成の新しくなった、新しいデザインの造形が上手く着地点を見つけた素晴らしいデザインだと思います。
福井:最初に見たのはポスターのビジュアルでした。やはり印象的だったのは頭部のシルエット。それと色使いがまず目に入って。これまでにないデザインに驚きを感じました。
永尾:よく一般的に言われてる目のフォルムの美しさ、優しい感じもあり何か凜々しい感じもある。そこが素晴らしい、かっこいいなと思うところです。
権藤:日本を代表する特撮キャラクターは色々いますが、ウルトラマンは特に体のアウトラインにぴったりした、いわゆるアクターのボディラインがしっかりと浮き出るキャラクターなんです。だからこそ僕たちスーツアクターは、(ウルトラマンでは)膝や肘にサポーターすら入れられなかった。ウルトラマンにとって(スーツ部分は)「皮膚だ」と教わっていたので。やはり子供がお絵かきできるデザイン、シンプルなデザインこそが長く残っていくキャラクターですからね。現在は産みの苦しみと言いますか、前作と違ったものを毎年作り出さなくちゃいけない苦労もあるからだと思いますが、やはり付け足しのデザインになってるのが、仕方がないのかなと同情する反面、色使いの多さやライン取りと、あと全体のディテールがうるさくなってしまっている気がします。
福井:そうですね、今はフォームチェンジも含めてバリエーションも次々と登場していますし、複雑なデザインになってしまっているところもありますね。
権藤:それもあってティガ、ダイナ、ガイアと良い時にやらせていただいたなって想いが強くあります。ラッキーでしたね。僕の順番の時に、このウルトラマンが回ってきてくれたっていうのは。
――Mr. Gondoh was appointed for the audition, wasn't it?
権藤:フリーでアクションしてた頃、「久々にテレビシリーズでウルトラマンを制作するので、オーディション行きなよ?」とお話をいただいたんです。僕も若い時期で、特撮ヒーローを演じてみたいと思っていましたし。ただ本当は宇宙刑事がやりたかったんですけど(笑)。オーディション後、円谷プロさんや監督など含めて、周囲からは誰が見てもお前だよと言ってもらえました。ただ、その時点では中村さんとふたりで同じキャラクターを演じることに「ええっ!?」と。その時点でスリータイプチェンジっていうのは聞かされていなかったので。タイプチェンジを知って、そういうことかと。それは上手く作用したなと思います。

--Did you have any difficulties at that time as a suit actor?
権藤:テレビシリーズ終了後も何度もティガを演じさせていただいたんですが、本当に毎回視界では苦労しましたね。実際に怪獣と対する場合、相手の左足の爪先くらいしか見えないんです。四足歩行の怪獣はまだ視界内にいるのですが、人型、星人タイプは入れ替わってから振り返ると、もうどこにいるかすらわからない。あと面に関して言えば、やっぱり普段の生活で意識していないんですけども、もう本当に酸素って必要だなって。とにかく苦しいんですよ。実際には口の部分にカミソリ一枚入るくらいのスリットが入ってるんですけど、これでは(十分な)空気は吸い込めないので。視界はともかく、空気の吸入孔はなんとか工夫できるんじゃないかなっていつも思ってたんですけど、それは特に叶わず……。それでもティガのこのスーツに関しては、改良に改良を重ねていって、劇場版で集約された感じです。
――Is there any improvement in ease of movement while being consolidated?
権藤:残念ながら、そればかりは変わりませんでしたけど(笑)……結局、ウルトラマンにおけるスーツの最大の特徴のひとつとして、面とウェットスーツが一体化されているんですよ。トランポリンで空中での捻りや方向転換は、まず思い切り首から捻って舵取りするんですが、それが抑制されてしまう。
福井:ウェットスーツがゴム素地なので、引っ張り戻されてしまうんですよね。それは首だけにとどまらず他の動きにも当てはまることで。引っ張り戻される力に負けないように芝居をするのは大変だったと思います。

権藤:顔を動かしても、のぞき穴がついてこないとか。飛行ポーズをとろうとしても、反作用がありますからね。
福井:詰め物をして、極力ホールドされるように調整するんですけど、なかなか思うようにいかないこともありましたね。テイクを重ねることで、体力もどんどん消耗してしまう。衣装を預かっている立場としては、衣装の不具合によってNGが出ないように細心の注意を払っていました。私はティガのTVシリーズに携わったのは49話「ウルトラの星」だけだったんですが、スーツに関しては撮影当初の問題点はおおよそ改善されていましたからそれ以外の不具合が起こらないように管理していました。その後、『ウルトラマンダイナ』の方にシフトして、その後、権藤さんとは長いスパンでご一緒させていただきました。
ファンに向けて

-- So, finally, what is your message to the fans who will be getting "S.H.Figuarts (SHINKOCCHOU SEIHOU) ULTRAMAN TIGA MULTI TYPE"?
権藤:「おまたせしました」という感じですね。最初聞かされた時はハァ?でしたが、まさしく真骨彫製法のティガです。これまでに無い新しい技術をいくつも取り入れ、十分に納得いただける仕上がりだと自信をもってお伝えします、驚きますよ!僕も本当に楽しかった!
福井:権藤さんが演じていたティガの特徴的なフォルムを見てもらいたいですね。
永尾:とにかく遊び倒してほしいですね。自分も商品で、自分の作ったもので遊ぶのが好きなので、早く手に取りたいな(笑)。
福井:まずはいろいろ動かして遊んで、素立ちで飾っておきたいですね。
永尾:私もひと通り遊んだら、もう素立ちでずっと飾りたいタイプです(笑)。素立ちで並べるタイプなんで。
福井:この後、ダイナ、ガイアが出たら、やはり3体並べたいですね。
権藤:(ティガに)マントは着てほしくないですけどね(笑)。
--Thank you everyone.

権藤俊輔(ウルトラマンティガ/スーツ・アクター)(ごんどう しゅんすけ)
Born in 1971.
From the 1996 TV program "Ultraman Tiga" to 2001, he played "Ultraman Tiga" in The Movie and original video works.

永尾達矢(M.I.C.)(ながお たつや)
Joined MIC Co., Ltd. in 2003.
He has been interested in toys since he was a child and started modeling as a hobby.
He studied sculpture at art school and has been involved in many SHFiguarts products since joining the company.

福井康之(円谷プロダクション LSSチームマネージャー)(ふくい やすゆき)
Born in 1968.
Participated in the pilot version of "Ultraman Neos" as modeling and character maintenance.
Since then, he has been involved in Tsuburaya Productions
Currently Tsuburaya Productions representative of the LSS team is the modeling department of Dakushon.
* March 5th (Friday) 15:30: Corrected a typographical error in the text.


This series uses one of S.H.Figuarts's new ways of manufacturing figures to reproduce the soul of the small-screen heroes as dynamic, 14 cm figures. In the "true bone carving method" (Shinkoccho Seihou), figures are constructed from the inside-out, starting from the skeleton instead of the exterior. This results in more natural movement while preserving the character's personality.
- ©円谷プロ
