Interview Articles S.H.Figuarts『ベルセルク』シリーズ <原型師 長汐 響> 第2回

S.H.Figuarts『ベルセルク』シリーズ <原型師 長汐 響> 第2回

神は運命を与えたもう、出会いという運命を――S.H.Figuartsベルセルクシリーズに新たなラインナップが登場! ガッツの背中を追いかける少年「イシドロ」が12月に発売予定、ガッツとともに旅をする森の魔女「シールケ」が現在好評発売中となっている。さらにプレミアムバンダイではゾッドの人間体である「不死の(ノスフェラトゥ)ゾッド」を全高約200mmというシリーズ最大サイズで好評受注中。シリーズにおいて一貫するのは、随所に盛り込まれた、そのこだわりと作品への愛。そこで今回はシリーズの原型を担当している長汐響氏、そして企画開発担当に新たなラインナップの魅力、さらに今後の展望について語ってもらった。S.H.Figuartsベルセルクシリーズの新たな出会いは、どんな意味を生すのか? 魂の骨格に迫る!

■デコと表情が魅力の「S.H.Figuarts イシドロ」

――12月発売予定のイシドロについてお聞かせください。

Nagashio:商品化をお聞きしたときは、けっこう驚きました。と言いつつも私としては作りたかったキャラクターですし、少年を手掛けることはあまり機会がないので、すごく嬉しかったですね。原型師としてはいろんな年代のキャラクターを手掛けてみたいですから。

――少年として造形的に意識したところはありますか?

Nagashio:いわゆるデコッパチと言われるオデコのフォルムってありますよね。コレは大人になると、オデコが引っ込んでくる骨格的な特徴なんです。なのでイシドロのデコッパチはキャラクターではなく、あくまでも少年として表現。額のフォルムをしっかりおさえることで、自然に少年らしさが出てくるのは、ちょっと発見でした。

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――真骨彫製法シリーズと同じく、S.H.Figuartsベルセルクシリーズは骨から造形されているとのことですが、少年だと通常頭身のキャラクターとの違いはありますか?

Nagashio:頭が大きいのはありますが、骨格自体はそれほど変わらないと思います。ただ、肉付きは違いますよね。筋肉の薄さなど、そのあたりはコミックにしっかりと描かれている三浦先生のキャラクターを再現しています。

――表情に関してはアニメ・コミック系のフィギュアとしてはめずらしい「魂のデジタル彩色」が採用されていますよね。

Nagashio:そこがS.H.Figuartsベルセルクシリーズ成功のポイントであり、クオリティの高さだと思っています。イシドロは物語が進むにつれてガッツに人間味を与えてくれる重要な人物ですし、表情豊かなこのキャラクターをいかにコミカルに作るかは、造形していて楽しいところでした。

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▲イシドロには本体付属の通常表情のほか、交換用表情パーツ4種が付属する。

Planning staff:イシドロはニマって笑うおサルさんみたいな表情がいいですよね。劇中、登場回数が多い表情ではないのですが、イシドロらしいコミカルな表情なので、絶対に再現したいと思っていました。

――おサルさん風な表情と合わせたポージング用のハンドパーツも付属しますよね。

Nagashio:実はハンドパーツは、あのポーズ専用じゃないんですよ。本来はオプションの炸裂弾持ち用のハンドパーツなんです。ただ、それを使ったら、頭を掻いてるように見えただけで。さすがに狙ってはなかったですね(笑)。表情だと下から見た叫び顔は好きですね。自画自賛みたいになってしまいますが、しっかり骨格を意識して造形しているからこそ、原作の雰囲気が出ていると勝手に思っています。

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▲パックからは“モン吉”などと呼ばれるイシドロのおサルさん風の表情。頭を掻くハンドパーツは炸裂弾の持ち手を流用している。

――可動についてはいかがですか?

Nagashio:原作では身長の小ささを活かした下からの攻撃シーンが多いですよね。それが再現できるような可動域も盛り込んでいます。腹部の可動域も広く、前屈もしっかりできます。フィギュアにあまり関係ないのですが、イシドロと言えば、コミック24巻で即席剣術が通用するか悩むイシドロがガッツに「お前 何十年も修行して達人にでもなるのを待ってから戦場に出るつもりか?」と言われるシーンがあって。なんでもそうだと思うんですが初めて独りで何かをしようとする時の第一歩の踏み出し方って難しいものだと思うんですよ。現場に出て成長した後で考えると「あーあまり深く考えなくて良かったんだな」って思うことが多いと思うんですけど、そこがなかなかわからない。これは当時もうめちゃくちゃ刺さりました。グサっと。で、この話をこのシリーズの商品画像を撮影していただいているカメラマンさんにお話ししたら「わかるっ!」ってなってコレはクリエイターあるあるかなと思いました(笑)。

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▲S.H.Figuartsとしては小さいサイズながら、広い可動域を実現。腹部もしっかり前屈するので、しゃがみなど、下段の攻撃を意識したポージングもできる。

■“魔法少女”「S.H.Figuarts シールケ」

――では9月に発売されたシールケについてお聞かせください。

Nagashio:シールケはヒロインのひとりなので、やはりまずかわいく作ることを意識しました。ある意味、 “魔法少女”ですよね(笑)。かなりリアルな方向性、まさに正統派ですけど。フィギュアのジャンルとして魔法少女を担当できたことはある意味嬉しい。普通のアニメ的な魔法少女はおそらく自分には作れないので、シールケを手掛けられてすごくよかったです。女性キャラクターとしても、早い段階でのシールケのラインナップはいいと思いました。

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Planning staff:シールケは気の強いところも印象的な強気なキャラクターですが、稀にガッツの前で照れるなどかわいいシーンもあって、そのギャップは再現したかったですね。照れている表情もですが、片手で帽子を押さえるポーズは絶対再現したいと長汐さんにリクエストしました。

Nagashio:最初にそういう話をもらえるとやはり作りやすいんですよね。きっとすでに手にしているユーザーさんもいらっしゃると思いますが、シールケはオプション含めてかなり遊べる仕様になっています。霊体のシールケもかわいいですよ。

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Planning staff:クリアブルーの素体にホワイトなどの塗装を入れて霊体のイメージを演出しています。

Nagashio:贅沢な仕様ですよね。さらに「S.H.Figuarts ガッツ(狂戦士の甲冑)-激情-」との連動で、ガッツに乗せることができます。霊体シールケの中に磁石プレートが仕込まれていて、ガッツのマントを挟み込むように鉄プレート(霊体シールケ用補助パーツ)を装着する仕様なんですけど。この鉄プレートに刻印が入っているのがポイントです。

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▲シールケに付属する霊体のシールケは「S.H.Figuarts ガッツ(狂戦士の甲冑)-激情-」との連動オプション。ガッツとの組み合わせで劇中シーンを再現できる。

Planning staff:プレートは表面にウェザリング的なテクスチャーがあって。これは量産工程で出てしまう傷ですが、ある意味、『ベルセルク』っぽいよねと話をしていて、生産面の担当者からせっかくなので“烙印”も入れて、より“らしく”しようとアイデアも貰い実現しました。商品に携わる全員で意見やアイデアを出し合って1つの商品を作り上げています。

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▲霊体のシールケは鉄板でガッツに装着できる。本来マントの中に隠れてしまう鉄板だが、“烙印”を入れることで『ベルセルク』らしさを演出している。

Nagashio:そういう細かな演出も含めて、スタッフ全員が楽しく開発して、よりいいものができるのは最高ですよね。それとゴーレムは担当さんのリクエストでぜひつけたいと。

Planning staff:そしたら、長汐さんが腕は可動にしたいと。じゃあ、動かしましょうと(笑)。

Nagashio:別パーツにするなら、「軸入れるだけじゃん」みたいなところもあるしちょっと動かせるだけでも違うじゃないですか? 腕を前にすれば、原作の追いかけてくるみたいなポーズになります。

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▲霊樹の森を守るゴーレムもシールケに付属するオプションパーツのひとつ。腕は前後可動が可能で、ある程度ポージングが可能。原作でイシドロの後ろから抱き着くシーンもイメージできる。

――オプションで言えば、イシドロにはクリパックとイバレラが付属しますよね。

Planning staff:クリパックはイシドロの相方、師匠のような存在なので、一緒にいないといけないなと思っています。

Nagashio:イシドロにはクリパック、イバレラがそろって付属しているので、シールケとの組み合わせで、ジュブナイルものみたいなふたりの成長も感じてもらえたら面白いですよね。

――クリパックとイバレラの支柱は通常の形状と違いますよね。

Nagashio:単純な支柱だとどうしても味気なかったので、風の軌跡をイメージしました。背中の羽は別パーツにしないといけないような長さがあったので、それを伸ばして、現状のデザインに落ち着きました。

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▲クリパック、イバレラ用の支柱(マウント部)は風の軌跡をイメージしており、エフェクトパーツ的な意味合いも盛り込まれている。また、クリパック用はブルー、イバレラ用はピンクのグラデーションとカラーリングにもこだわっている。

■シリーズ最大サイズ「S.H.Figuarts 不死の(ノスフェラトゥ)ゾッド」

――プレミアムバンダイで受注中の「S.H.Figuarts 不死の(ノスフェラトゥ)ゾッド」についてはいかがですか?

Nagashio:ゾッドの人間体は他社さんでもあまり立体化していないだけに、シリーズ序盤でリリースできることは嬉しいです。基本的に私もゾッドは大好きですし“オッサン”も“筋肉”も作るの好きですから。全高約20cmの大ボリュームで、ここまでスケール感を出しているフィギュアシリーズも、けっこう珍しいかなと思っています。ただ、『ベルセルク』をシリーズ化する以上、ゾッドが大きくないのはあり得ないですし、シールケやイシドロのように小さいキャラクターもいることで、サイズ的な世界観の演出もうまくいったと思います。

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――新たなラインナップでは素材もいろいろと模索されていますよね。

Nagashio:『ベルセルク』の世界観を再現するため、出来るだけ各キャラクターに合わせて素材をオーダーしてます。布の使い方がすごくうまくハマっているシリーズですよね。

Planning staff:S.H.Figuartsベルセルクシリーズは原作コミックからの商品化なので、三浦建太郎先生の圧倒的な画力、表現力の深みを、素材の違いなどで再現するコンセプトがあります。そのため、開発時、素材の質感、艶感などを意識することを長汐さんといつも相談しています。

Nagashio:イシドロのスカーフ、首に回る部分まで布素材にしたのはS.H.Figuartsとしては珍しい試みです。ちゃんとワイヤーが入っているので、なびかせたり動きを付けることもできます。

Planning staff:スカーフの生地はより原作のイメージが近いものを選び、コートとの質感の違いも意識しています。

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▲シールケはマント、イシドロはスカーフに布素材を採用。それぞれワイヤーが仕込まれており、ポージングに合わせてフォルムを作れる。

Nagashio:コートは可動にとって優しい衣装ではないのですが、やってみると意外に動かせました。シールケも魔女らしい衣装なので、一見可動は難しそうなのですが、一番上の外套を布素材にすることで割と大胆な肩関節を入れてもそこが隠れるので隙間を気にせずポージングできます。呪文の詠唱など魔法を使う際に腕を大きく上げるポーズも、外套で肩が隠れるので、かなり自然に再現できます。

――ゾッドの毛皮についてはいかがですか?

Nagashio:毛皮は開発担当さんからのリクエストでしたよね?

Planning staff:何かしらの布製にはしたいけど、ペラペラの布は絶対に嫌だよね、って話をしていて。かなり初期にフェイクファー素材を使ってみようとアイデアを長汐さんからいただいて、工場で商品化として問題ないかサンプルを確認してもらいました。

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▲ゾッドはフェイクファー素材で毛皮を再現。スケール感を損なわない質感があり、ゾッドの存在感を高めている。

Nagashio:無事に……プロダクト化できた感じですよね。多分、S.H.Figuartsとしてはこれまでファー素材の採用はなかったと思います。毛皮には動物の手も付いてるんですよ。なんの動物かわかんないけど(笑)。ニクキューも作ってあるんですよ。開発担当さんにどうするか相談したら、「やりましょう」とおっしゃったのでやりました。

Planning staff:ツメも生えています(笑)。

Nagashio:普通はこんな細部まで再現しないですよね。

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▲毛皮の前方、獣の手の部分には、ツメや肉球を造形で再現。“本物”らしさが追求されている。また、毛皮もワイヤーが仕込まれており、フォルムを固定できる。

――フェイクファー素材はどのように選ばれたのでしょうか?

Nagashio:衣装など布系に関しては前回ガッツのマントを担当してくれた人形アニメーション作家の山本真由美さん(Netflix 配信『リラックマ』『ポケモンコンシェルジュ』などに参加)が手伝ってくれていて。毛の抜けにくいフェイクファー選びから、その裁断方法までアドバイスもらえたので、けっこう迷わず決められたところがあります。

――造形箇所でも、ブーツなど、かなり細かなディテールで作り込まれていますよね。

Nagashio:最終的にはデジタルで調整していますが、うちの造形方法として最初はクレイ(粘土)による手原型なので、原作との相性がいいなとここも勝手に思っています(笑)。

■こだわりのS.H.Figuartsベルセルクシリーズ

――ガッツ、グリフィスからスタートしたS.H.Figuartsベルセルクシリーズの魅力についてお聞かせください。

Nagashio:やはり“原作に忠実”というところですね。原作監修はすごく貴重な機会で、フィギュアを作る上ではより原作者に近いところでやり取りできるほど、よいものができると思っています。S.H.Figuartsベルセルクシリーズは、三浦建太郎先生が設立し現在も作画を担当されているスタジオ我画さんにしっかりと監修していただいています。毎回学びが多くて楽しい監修です。

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――開発において重視していることはありますか?

Nagashio:毎回、手掛けるキャラクターはコミックの登場シーンをすべてチェックしています。その際、担当さんがすべてをまとめた分厚い資料を作ってくれます。すごく助かりますね。こんなに愛にあふれた資料を作ってくる人はいないですよ。

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▲開発用資料の一部。200枚を超える資料から表情やポージングなど、仕様を精査することで、S.H.Figuartsベルセルクシリーズが開発されている。

Planning staff:毎回、商品の仕様を決める際は登場シーンの全カットを切り抜きして、必要な表情をピックアップして、そこから調整して最適な商品仕様を打ち合わせしています。また S.H.Figuartsベルセルクシリーズに関しては、企画の初期段階で原型の長汐さんをはじめ、設計、生産含めて開発メンバー全員で打ち合わせをしていて、仕様について話し合っています。シリーズとして、懸念事項をいかにクリアするかは最初から相談して、チーム全員で1つの商品を作り上げています。

Nagashio:生産チームにすごく優秀な方が入ってくれていて、各セクションが一丸となると違うんですよ。それこそみんなで開発している。しかもトップダウンではなく、各々が自発的に考えて、全員が自分のベストを尽くしているんです。素材の使い方など、前例のないことをけっこうやっていますが、その都度、どうしたら実現できるかを考えて早い段階でフィードバックしてくれるので、その辺が結果として結びついていると思います。

――当初よりシリーズ化を想定していたのでしょうか?

Nagashio:担当さんとガッツの時点で、長く続けていきたいねとは話をしていましたが、想定まではしていなかったですね。ただ、おかげさまでガッツが好評を得たことで、今後のラインナップもいけると手ごたえを感じられました。

――シールケ、イシドロ、ゾッドと、ラインナップ的にはかなり予想外の展開だと思うのですが?

Nagashio:そのあたりは担当さんが(笑)。

Planning staff:ガッツ、グリフィスがそろって、次はこのキャラクターだろうなというユーザーさんの予想を裏切りたい気持ちが個人的にありますね。それこそサイズにこだわらないラインナップで「このキャラクターまで出るんだ!」と思っていただき、シリーズの序盤からキャラクターの奥行き感、シリーズへのワクワク感をユーザーさんに早めにお届けしたい気持ちが強かったです。個人的にはガッツとともに旅をするメンバーがすごく大好きで。商品化したとき、どんな表情で遊びたいか、どんなオプションがあるとよいかなど、想いがあふれてしまい、すぐ長汐さんに相談しました。

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――それにしてもゾッドは序盤にしては、かなりのチャレンジングなアイテムですよね。

Planning staff:ゾッドの人間体は立体化のあまりないキャラクターだけに、大きなインパクトがあると信じていました。それにガッツと戦わせたい、きっとユーザーさんもふたりが戦っている絵作りを楽しんでもらえるだろうと、ゾッドをマストアイテムで考えてみました。どうしても実現したいという私の想いを周囲が全力でサポートしてくれる環境があったかなと思います。

Nagashio:最初はその熱量で動くべきですよね。好きな気持ちを大切にして、自由に取り組んだほうが絶対によいものができるはずです。このシリーズはまさにそうなっています。
企画開発担当:『ベルセルク』は敵である使徒が巨大化傾向にあるだけに、ユーザーさん的にさすがにそんな大きいものを出さないだろうとイメージしているはずなので、早めに大型のゾッドを出すことに大きな意味がありました。

――今後のラインナップの展望についてお聞かせください。

Planning staff:黄金時代篇を期待する声もユーザーさんから聞こえてきます。

Nagashio:ぜひそこに繋がるようにしてきたいですよね。それと今回のラインナップだと、ガッツ、イシドロ、シールケの3人パーティー。3人並んで浜辺を歩いているビジュアルがありますが、ここにひとりひとり増えていくのが野望ですね。

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▲イシドロ、シールケのラインナップに合わせたビジュアル。さらなるパーティーが増えるか、今後の展開に期待!

Planning staff:ファン目線では個人的にはモズグスが一番欲しいです(笑)。

Nagashio:またいきなりすごいところを。ただ、今回、ゾッドの人間体を商品化した以上、ゾッドの使徒形態も課題のひとつですよね。

Planning staff:スケール感もできるだけ再現したいと思っていて、シリーズを継続して、ユーザーさんの反応を観ながら、どこまでできるか一緒に探っていきたいです。企画担当としては「まだまだ魅力的なキャラクターがいっぱいいるぞ」と思いながら毎回ラインナップを考えています。何年シリーズを続けるつもりなんだみたいな感じになっています(笑)。

Nagashio:市場的には海外規模で考えられるのも強みですよね。

Planning staff:皆様の応援次第ですが、企画開発担当の気持ちとしてはまだまだプロローグくらいのラインナップです。ここで終わらせるつもりはまったくありません。まだ商品化していないガッツのバリエーションもいっぱいあるので、そのあたりも期待していただきつつ、ぜひ今後の展開を楽しみにしていてください。

──Thank you very much.

[PROFILE]
S.H.Figuarts『ベルセルク』シリーズ <原型師 長汐 響> 第2回

 

Kyo Nagashio

Handmade prototype creater (SCRATCH MODELIST) affiliated with GB2 Co., Ltd.
S.H.Figuarts 真骨彫製法シリーズのほか、S.H.Figuartsワンピースシリーズなど、数々の商品開発に携わる。

 
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>2024年12月店頭発売予定「S.H.Figuarts イシドロ」商品詳細ページ

 
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©Kentaro Miura/Studio Gaga/Hakusensha

*Each of the S.H.Figuarts products mentioned in the article are sold separately.

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