魂の骨格 『パシフィック・リム:アップライジング』スティーヴン・S・デナイト監督 スペシャルインタビュー
2018-02-23 18:00 更新
■「ROBOT魂〈SIDE JAEGER〉ジプシー・アベンジャー」について
――さっそくですが、「ROBOT魂〈SIDE JAEGER〉ジプシー・アベンジャー」はいかがでしょうか?
デナイト監督:目の前の実物を早く触ってみたいと思っていたんですよ(笑)。映画の製作前から、トイはどうなるのかすごく楽しみにしていたので、実物にすごく感動しています。
――映像と比べて再現度はいかがですか?
デナイト監督:バンダイの作るプロダクトは以前から素晴らしいと思っていましたが、正直、ディテールから可動域まで、これほどのものができるとは予想していませんでした。
今回のイェーガーは前作より倍以上と言ってもよいレベルのディテールですから、監督の立場から見ても感動的なクオリティです。
――新作『パシフィック・リム:アップライジング』でもイェーガーは壮絶な戦いを繰り広げることと思いますが、ROBOT魂で劇中再現はできそうでしょうか?
デナイト監督:この可動域があれば、いくらでも再現できるはずです。ぜひ新作を観てから、ROBOT魂を遊んでもらいたいですね。
もし、私が作品のいちファンであっても、絶対に今後リリースされるすべてのイェーガーをコンプリートして遊びますし(笑)。
■映画『パシフィック・リム:アップライジング』
――新作『パシフィック・リム:アップライジング』についてお聞かせください。
デナイト監督:前作から10年後を舞台とした、まさに続編です。
前作でイェーガーは各国にそれぞれ所属していましたが、今回はすべてのイェーガーが連合軍的な軍事組織PPDC (Pan Pacific Defence Corps)に所属しており、全世界が一丸となって人類の危機に立ち向かいます。
――デル・トロ監督の大ヒット作の続編を引き受けることは大変なプレッシャーだったのでは?
デナイト監督:もちろん! デル・トロ監督は世界一独特なスタイルをもっているので、非常に難題でした。
10年後にしたのは、前作のストーリーから時間を経過させることで、テクノロジーの進化とともに世界観を刷新する意図もありました。
――新たなイェーガーについてはいかがでしょうか?
デナイト監督:前作のイェーガーはすべて破壊されてしまったので、今回はゼロから新開発されたイェーガーです。それゆえに旧式と比べて、かなり進化しています。
前作と比べて動きも俊敏ですし、「マーグレーブ」という磁力を使った新たな操作システムは見どころのひとつです。「マーグレーブ」では前作においてパイロットの動きを制限していたフレームがなくなり、より自由にアクションできるようになっています。
コクピット内部のディテールも進化しているので、ぜひ注目してほしいですね。それと敵対する「プリカーサー」の怪獣たちも進化しているので、戦いはより激しいものになります。
――続編での主役機の進化は日本のロボットアニメのようですよね。それこそ古くはマジンガーZからグレートマジンガーなど主役交代もありますし。
デナイト監督:もちろん、日本のロボットアニメへのオマージュは非常に意識しています。
それは前作のデル・トロ監督から引き継いだ部分でもあります。また、私自身、子供の頃には『ウルトラマン』を観ていたので、怪獣との戦闘シーンでは、その影響も感じてもらえると思います。
■日本の特撮やアニメの影響
――日本の特撮やアニメではどんな作品がお好きですか?
デナイト監督:もちろん一番は『ゴジラ』! その歴史を含めてすべて愛しています。
特に怪獣がオールスターで戦う『怪獣総進撃』は子供の頃、衝撃を受けました。それと“ガンダム”の影響も大きかったです。
――“ガンダム”は特に好きな作品、シリーズはありますか?
デナイト監督:全作本当に好きなので、「一番好きな映画は何ですか?」と同じぐらい難しい質問ですね(笑)。
あえて答えるなら、ファーストガンダム『機動戦士ガンダム』と続編『機動戦士Zガンダム』はかなりカッコいいですよね。でも、やはり全作素晴らしいので、選べないですよ。
それより『機動戦士ガンダム』は実写映画も作るべきだと思います。
――デナイト監督が自ら作りたい、といったお気持ちは?
デナイト監督:スケジュールは空いていますよ(笑)。実際、今はCGも含めてテクノロジーはかなり進化しているので、本当に実写化は可能です。
デル・トロ監督の『パシフィック・リム』から4年経っただけで、映画のテクノロジーは確実に進化していますからね。
――では最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
デナイト監督:今回のクライマックスシーンは東京が戦場です。まさに子供の頃、『ウルトラマン』や『ゴジラ』で観た聖地で怪獣が戦うシーンを、監督として自ら手掛けられたのはすごく嬉しかったです。
自分がこの映画を作ることを楽しめたことと同じぐらい、皆さんにも楽しんでいただけたらと思っています。私は子供の頃に『スター・ウォーズ』のおもちゃで遊んでいましたが、そのときの喜びは今も忘れられない思い出です。
きっと、ROBOT魂を手にしたら、皆さんにとっても、子供の頃の私と同じように大切な思い出となるはずです。
――ありがとうございました。
【プロフィール】
スティーヴン・S・デナイト [Steven S. DeKnight]
アメリカ出身。脚本家、プロデューサー、監督。
『デアデビル』『ヤング・スーパーマン』などのウェブ・TVドラマシリーズを手掛ける。ギレルモ・デル・トロ監督より前作を引継ぎ、『パシフィック・リム:アップライジング』の監督を務める。日本のアニメ、特撮にも造詣が深く、『ゴジラ』、『ウルトラマン』、『マグマ大使』などのファンであることを公言している。
4.13公開! 『パシフィック・リム:アップライジング』 キャスト&監督インタビュー |
ROBOT魂 バンダイが長年蓄積してきた技術と、ロボットを愛する心=“ロボット魂”が創りだしたハイターゲット向けロボットフィギュア。最先端のCAD技術+造形職人の匠の技が織りなす“造形の妙”で、数々のロボットを圧倒的な完成度で立体化する。 |
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