企画Y
「ULTRA-ACTは複数の原型スタッフによって製作されています。 造形、可動、設計と 各々のスタッフが得意とする分野があって、 それぞれの得意分野を生かしてもらうことでACTは多方面からのアプローチが始まりました。」
■ フォルムの進化…16cmフィギュアとしてのボディ造形 ガイア、アグル、ダイナ、ゾフィー
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▲ウルトラマンガイア(V2) |
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▲ウルトラマンダイナ (フラッシュタイプ) |
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▲ゾフィー |
ULTRA-ACTで造形の方向性が変わったのは11年10月発売の「ウルトラマンガイア(V2)」から。 この造形を手がけたのはシリーズ初期から造形を手がけている中澤博之氏。 企画Y
「『16cmの可動フィギュアとしてのアレンジを入れつつも、それでいてウルトラマンらしさを損なわない肉体造形ができないか? 』 この依頼に対して、 上がってきたのがガイア(V2)の試作でした。 中澤氏曰く『ウルトラヒーローの流線的な体の模様を活かしながら、キャシャーンのようなタツノコヒーローを目指した筋肉表現』。 筋肉を主張させすぎず、メリハリが利いた造形は、まっすぐ立っても、ポーズを取らせても関節部が破綻せずになじみます。 以降アグル(V2)、ダイナ、ゾフィー、(12年版)ウルトラマン、エースと、その造形に磨きがかけられています。 放映当時に「ウルトラマンガイア」「ウルトラマンアグル」の着ぐるみのマスクを手がけていた成田穣氏が手掛けており、より実写に近い造形に仕上がっています。」
■ 可動の進化…グレンファイヤー、ミラーナイト
企画Y 「ウルティメイトフォースゼロの二人は、株式会社セブンツーの造形チームが手がけています。 S.H.Figuartsの初期から、ULTRA-ACT、D-Artsに至るまで数多くのヒーローフィギュアを製作し、TAMASHII NATIONSフィギュアの歴史を作ってきたスタッフの一角です シリーズ随一の可動を誇るミラーナイトの関節構造も彼らの手によるものです。 ULTRA-ACTの可動を追及する傍らこちらの可動素体も手がけていたりと、ヒーローの可動と造形についてあくなきチャレンジを続けているチームです。 可動だけでなく造形面の魅力も高く、ULTRA-ACT以外では、「S.H.Figuarts 腑破十臓」「S.H.Figuarts シルバー・クロウ」「D-Arts ナイトブレイザー」……と、ここ最近だけでも関わった原型は多岐にわたっています。」
■7月発売の「ウルトラマン」は進化の集大成
企画Y
「最新作の『ウルトラマン』では、 中澤氏と株式会社セブンツーの両スタッフの力を組み合わせています。 中澤氏に造形、セブンツーさんに可動を担ってもらい造形と可動それぞれの進化がここで融合しています。 なので、ウルトラマンはULTRA-ACTのモデル進化の集大成であり、 新スタンダードモデルでもあるのです。」
「ウルトラマンは、造形、可動、それぞれの進化の融合」
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