1974年2月、「超合金」はダイキャストを主要素材に用いたキャラクター玩具シリーズとして誕生した。そのネーミングは『マジンガーZ』に登場する架空の金属“超合金Z”から発案されたものである。すわなち、誕生の時点から、単に金属でできたロボット玩具というだけでなく「強さ」「夢」「憧れ」が「超合金」には存在していたのだ。
「超合金」は一つの型にはまることを良しとせず、次々とアイディアが盛り込まれていった。シリーズ誕生の翌年には日本の変形ロボットの先駆となる「DX超合金 勇者ライディーン」を生み出し、さらに次の1976年には「ポピニカ 超電磁ロボ コン・バトラーV コンバインボックス」で5機のマシンによる合体を成し遂げる。こういった「超合金」が様々なギミックを追求する姿勢は、のちに日本から多くの変形・合体ロボットが生まれ、世界で愛される原点にもなった。
こうして「超合金」はまもなく誕生から50年を迎える。50年間の感謝とともに、「超合金」を愛する全世界のファンへ向けたプロジェクトが今、動き始めようとしている。