2019年12月21日発売
メーカー希望小売価格:93,000円(税抜)/102,300円(税10%込)
そこに存在する個をより濃密な存在へと昇華させるため、これを解体。
およそ2000にも及ぶそのかけらひとつひとつを咀嚼し、新たな輝きを纏うとき
その集合体はより高い次元の存在へと昇華する。
「解体」と「構築」、相反するそのふたつは、これまでにない唯一無二の“創造”を生み出す種となる。
『解体匠機』――それはまさに、我々が望み、到達した『絶巓』である。
――機体を識る。コンセプト、デザイン、機能、性能、装備にまで至り
「問い」と「解」を積み重ねることで導き得ることのできる、その機構と設計思想。
核心へと到達するとき、そこには『本物』と見まごうほどの息吹が宿り始める。
果てしない「解体」の末にたどり着いた結論をパーツに収斂させる。一つのパーツに魂を込め、
連綿と培ってきた高精度の技術で組み立てる。
全てを完成させた時、立体造形における新たな指針となる至高のモデルが啓かれる。
微細なパーツまで解体した機体に、匠独自の解釈を加え組み立てる。
必然性に従いマテリアルを選択してあるべき姿へと昇華させる。
解体により生まれた、新時代を象徴する「RX-93 νガンダム」が今、目を覚ます。
「鑑賞」「遊び」の心を満たす。
個人では到達出来ない工芸の領域を目指して。
独自解釈として構築された、各部位の放熱システムを表現するグラデーション塗装や各部メタリック処理など、解体から導き出した情報を細部に至るまで彩色。電解メッキ加工された金属パーツが更に重厚感とリアリティを演出。
パーツ個々の分割から算出されたマーキングの配置により、これまでに類を見ないほどの情報量を纏う外装へと仕上げている。彩色・素材・マーキングの複合により、機体に深い説得力を付加している。
全高約370mm相当という圧倒的質量を誇る本機体における可動性を検証。胸部各種ハッチや脚部装甲板など、様々な箇所の開放可動を実装し、刹那のモーションを機体全体で表現。機体運用を考慮した可動性を創り上げる。
シールド裏面にはビーム・ガン用ジェネレーターや
ミサイルなどに加え、解体により得た独自解釈の可動や
ディテールを追加。
シンプルな構成の表面とは異なる、圧倒的な情報量と
密度を構築。
解体は各種装備にも及ぶ。徹底した解体は、内部構造に至るまでその機構を再構築。
ニュー・ハイパー・バズーカは運用の利便性を考慮した新解釈の中折れ式を採用。ビーム・サーベルは間欠式ビームを造形にて立体表現。同スケールの搭乗者や整備兵フィギュアが付属し、世界観の演出を掻き立てる。
各ハッチを閉じた通常形態の他、戦闘時において効率よく冷却を行うための展開状態、整備時や開発時を演出するハッチオープン状態など、装甲の開閉により機体が示す情報を更新させる。解体から得た独自解釈を最大限に堪能でき、鑑賞物としての佇まいも内包する。
全高約370mmのサイズ感を最大限に活かした独自ギミックを採用。
ハッチや装甲板の展開ギミックに加え、ハンドマニピュレーターの全可動化の採用など、
随所に解体から導き出されたギミックを内包する。
整備ハンガーを模した形状の専用台座が付属。パイロットや整備兵フィギュアとの組み合わせにより、開発や整備シーン、パイロット搭乗シーンなどの情景を演出。各武装が懸架可能なハンガーラックを両サイドに設置する、専用の設計となっている。
メインカメラ、カメラアイ、胸部センサーの他、コクピット周辺のフレーム部分にLEDを搭載し、サイコフレーム特有の輝きも表現。専用台座にLEDスポットライトを2灯設置。陰影を浮き立たせる壮麗なライトアップがインテリア性を引き出す。
METAL STRUCTURE 解体匠機
RX-93 νガンダム
発売日:2019年12月21日
メーカー希望小売価格:93,000円(税抜)/102,300円(税10%込)
商品詳細ページはこちらMETAL STRUCTURE 解体匠機
RX-93 νガンダム専用オプションパーツ
フィン・ファンネル
2020年1月24日(金)受注終了
※「RX-93 νガンダム」本体は別売りです。
商品詳細ページはこちら
METAL STRUCTURE 解体匠機 商品一覧はこちら
©創通・サンライズ
繰り返される解体
解体、それは構築と分解の繰り返しによる終わりなき検証の連続。
構成される部品一つたりともデザインがされていない部位はない。
『解体匠機』、これはモビルスーツのターヘル・アナトミア。
事例として胸部の解体工程をクローズアップする。機体の設定や作品、過去立体物などの蓄積された様々な情報を再度読み解く。作業はパーツ一片の抽出から始まる。胸部にはコクピットを中心にセンサー類、吸排気システムなど、様々な役割を持つ部位が密集し、パイロットを防護する装甲機構、頭部、肩部、腰部などを接続する中核としての意義など、多岐にわたる機能を備え持つ。これらをフィン1枚、装甲板1枚に至るまで解きほぐす。
胸部の検証
個々の部位ごとに各機能を分析。「解体」から抽出されたパーツが実際にどのような形状、材質、彩色であれば良いのか。
設計者の意図を手繰るとともにそれらを再検討。虚構から現実の造形へと変換、プロダクトを鑑みて最高値を取り出す。
これにより、構成されるパーツの形状と数が算出される。
解いたパーツに一つずつ魂を吹き込む。
モールドを刻み込み、現実的な開閉機構を取り入れ、パーツが持つ意味を際立たせる。
サイコミュやバイオセンサーなどが組み込まれる胸部には、サイコフレームの輝きを表現するグリーンの発光ユニットを内蔵。内部機構を集約した、高密度の空間を創り出す。
断片から構築された胸部を改めて俯瞰し、個体として検証。
接続される頭部や肩部との整合性を取り、全体のバランスを考慮し、再び細分化して解体する。これらの作業を繰り返し修正を重ねて、「解体匠機」としての胸部を設計する。
生み出される過程
現代の匠によりひとつひとつを丁寧に解体し、緻密な図面を作り上げる。
それはまるで、真実を追求するために実際に解剖を行い正確さを探求した学者たちのように
「本物」を想起させる感動がもたらされる。
素描
およそ30年の刻を経て、これまで様々に分析=立体化されてきた「RX-93 νガンダム」を検証し、
過去最大級の全高約370mm相当における最適解を求める。
細部考察
全高約370mm相当で具現化した機体に対し、リアリティを注ぐ解体プランを再考察。
およそ2000のパーツ数に至る部品構成と最適化
考察を繰り返し、各部位を構成するプロダクトパーツに命を吹き込む。表層的なディテール追求ではない、核心に迫る三次元的な解体作業。その全体におけるパーツ数は前代未聞のおよそ2000に及ぶ。
重ねられた考察
実際に動かす時に何が連動して動くのか、生産ではどこで分割することが正しいのか、
整備時はどこを開けるのか。
機体の機能、機構を理解し、必要があれば「翻訳」を行うことで現代の設計図が編纂される。
高密度な頭部造形
頭部はメインカメラ、カメラアイ、アンテナ、バルカン砲などの機能的なパーツが集約され高い密度を持つ。それぞれが干渉せず、可動するように調整した結果が外装解放により感じ取ることができる。微かな隙間から垣間見える内部構造にもこだわりを持った設計を行っている。
複雑な機構を内包する腕部造形
腕部はハンドマニピュレーターを始めとする複雑な機構を持ち、解体も特に細分化される。左腕にはビーム・サーベルの収納機構、右腕には収納式サブラックを設置。肩部ハッチ開放など独自のギミックも織り込み、設定に拘らず先進的な設計を採用している。
独自の価値が詰め込まれた脚部造形
戦闘時における自由な外装開放や、スラスターの噴射軸を考慮した可動など、脚部には独自の価値を多く投入。足裏のモールドにもそれぞれの意味を追求し、歩行時の重心移動に適した形状を考察。