- 汎用性を持ち、生産性や整備性の高さ、そして多くの機体バリエーションを生む拡張性の広さから、一年戦争初期のジオン軍を支えた傑作機として評価の高かった「MS-06 ザクII」。しかし、地球連邦軍がモビルスーツを本格導入したことに伴う戦局の変化に応じて、ジオン公国軍では対モビルスーツ戦を意識した高性能な次期主力モビルスーツの開発が必要とされていた。当初は「MS-09 ドム」を宇宙用に再設計した「MS-09R リック・ドム」の配備を暫定的な対応としつつ、主力後継機の開発は進められた。そして、「YMS-15 ギャン」との競合開発の末、次期主力機の座を射止めたのが「MS-14 ゲルググ」である。
「MS-14 ゲルググ」は、「MS-06 ザクII」の持つ汎用性を継承しつつ、機動性の向上や火力の強化に主眼が置かれている。火力に関しては、ジオン軍としては初となるビーム兵器の小型化に成功。本体に搭載されたジェネレーターの高出力化によって、ビーム・ライフルの使用が可能となり、近接戦闘用にビーム・ナギナタも装備している。脚部には高推力を持つスラスターを内蔵することで空間機動性も向上。量産機ながら、地球連邦軍のRX-78-2 ガンダムと比較しても、性能的に遜色のない完成度を持つ機体となった。
「MS-14 ゲルググ」は、「MS-06 ザクII」で評価された機体拡張性を後付けでなく当初からのプランとして採用していた。ビーム・ライフルとビーム・ナギナタ、シールドを基本装備とした標準型の機体は「MS-14A 量産型ゲルググ」と呼ばれ、これを基に２種類のバリエーション機が同時期にロールアウトしている。高機動型バックパックを搭載した「MS-14B 高機動型ゲルググ」と、砲撃用のビーム・キャノンを搭載した中距離支援型の「MS-14C ゲルググキャノン」である。「MS-14C ゲルググキャノン」は、MS-14Aと基本構造は同一だが、頭部には砲撃精度を上げるためのサブカメラを配置。大型シールドの代わりに左腕に小型のバックラーシールド、右腕に三連ロケット・ランチャーを装着し、さらにビーム・ライフルやビーム・ナギナタも併用が可能で、ジオン公国軍のモビルスーツでは不足していた近距離戦闘にも対応可能な中距離支援機として活躍が期待された。
こうした基本性能の高さと汎用性・拡張性を併せ持った「MS-14 ゲルググ」であったが、開発の遅れにより量産機の本格投入が一年戦争末期となったこと、その時期には有能なパイロットが不足していたことが重なり、一年戦争においては大きな戦果を挙げることができなかった。
一方、戦後においては、各方面に散ったジオン残党軍の貴重な戦力としてその活躍の場は長期にわたった。U.C.0083年のデラーズ紛争時や、U.C.0088年の第一次ネオ・ジオン戦争、U.C.0096年のラプラスの箱を巡る戦いなどでは、「MS-14 ゲルググ」タイプがそのままの姿で最新鋭機に混ざって戦線で活躍していたことが確認されている。
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量産型ゲルググが、ゲルググキャノン（C型装備）との選択式仕様で“ver. A.N.I.M.E.”シリーズで登場！
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パーツの交換により、ゲルググキャノンへの換装が可能。
バックパックや三連ロケット・ランチャー、バックラーシールドの他、専用頭部も再現。 -
ビーム・ライフルやビーム・ナギナタ、大型のシールドなど豊富な付属品の他、リアルマーキングシールも付属。
6,480円(税込) 2018年3月発送 受注は終了しました。
【商品仕様】全高：約130mm
【材質】ABS、PVC製
【セット内容】
本体、交換用手首左右各4種、ビーム・ナギナタグリップ3種、
ビーム・ナギナタエフェクト2種、シールド、手首格納デッキ、交換用角付頭部、
キャノンタイプ交換頭部、キャノン用バックパック、ビーム・ライフル、
三連ロケット・ランチャー、バックラーシールド、リアルマーキングシール
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バンダイが長年蓄積してきた技術と、ロボットを愛する心＝“ロボット魂”が創りだしたハイターゲット向けロボットフィギュア。最先端のCAD技術＋造形職人の匠の技が織りなす“造形の妙”で、数々のロボットを圧倒的な完成度で立体化する。
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