魂ブログ その機影は死神の如く―「ROBOT魂 <SIDE AB> スカルマ」工場サンプル撮りおろし紹介
2022-05-13 16:00 更新
皆さま、こんにちは。
『聖戦士ダンバイン』シリーズ 企画担当です。本日は『AURA FHANTASM』シリーズより、個人的にも念願の商品化となりました、「スカルマ」の工場サンプル紹介を行いたいと思います。
「ROBOT魂 <SIDE AB> スカルマ」 5月22日(日)23時まで予約受付中!
※記事中の画像は、開発中の工場サンプルを撮影した商品イメージです。実際の商品とは異なります。
※記事中で使用している台座・支柱「魂STAGE ACT MECHANICS」は別売りです。
※記事中の「スカルマ」以外のROBOT魂シリーズ商品はすべて受注終了商品を使用しております。
この機体はこれまで商品化してきたAURA FHANTASMの機体群に比べても設定画稿や情報が少なく、商品化が難しい存在でした。
それゆえ背面、彩色の設定をROBOT魂オリジナルとして書き起こし、立体化を行っています。
出渕裕氏が描かれたスカルマのオリジナル画稿は、他のオーラ・バトラーとは一線を画す四本腕、細身、異形の体躯が特徴。
恐獣の骨格を外装として採用した。というこの機体独自の設定も特異な存在感を引き立たせます。
この『AURA FHANTASM』シリーズは、TV版『聖戦士ダンバイン』シリーズとはまた異なる、連載企画ならではの情報量の多い機体設定が魅力。故に立体化の難易度は非常に高く、ロボット系の商品の殆どがCADを用いたデータ設計となった昨今でも、微細な有機曲線を反映するために手原型でマスターモデルを作成しています。その中でも一際立体化難易度の高い存在であるスカルマですが、ユーザーの皆様からの商品化希望の声も多く念願かなって商品化まで辿り着く事ができました。
スカルマの特徴であるコンバーターから伸びる2本の「腕」は肩と肘にロール機構を取り入れる事で自由にポージングを行うことが可能です。
さらに通常腕で「大鎌」を保持することで、死神に例えられる不気味ながら魅力的なシルエットが際立ちます。連載の中ではフロントビューの設定稿としてしか見る事のできなかったスカルマですが、立体物を手にする事で、ぜひ自分だけの夢想のバイストン・ウェルワールドを再現してほしいです。
「アの国」系譜の機体として、ゼラーナ隊の前に立ちはだかったビランビー、ビアレス、そしてバストール。TV版ダンバインでの関係性をイメージしてAURA FHANTASMのギトール、ビアレス(AURA FHANTASM)と並べてみました。全体的にマッシブで格闘性能の高さを想起させる2機と比べるとスカルマの異形ぶりが一層引き立ちます。きっとバストール同様に機動性、俊敏性に富んだ機体だったのだろう。ボディの軽量化のために骨格そのものから設計されていたのだろう……と妄想が止みません!
ダークピンクの外殻は艶の無いシボ加工、アクセントとなる紺色の外装や爪はグロス処理を施すことで異質な雰囲気が一層際立ちます。
スカルマVSヴェルビン(ナの国近衛騎士団長仕様)をイメージ。ヒロイックなデザインの機体と並べる事でスカルマの魅力が際立ちます。
コンバーター裏には墨入れを採用。他の機体よりも皺感の強調された羽根の造形も相まってグロテスクな雰囲気が漂います。個人的にもこのバックビューは大好物です……!
『聖戦士ダンバイン』第16話「東京上空」をオマージュした飾り様。
TV版シーンを再現したコンセプトでのディスプレイも妄想が捗って非常に良い!です。
だらりと伸びた4本腕と脚部は、サーバインと並べるとまるで甲虫と大蚊(ガガンボ)のよう。出渕氏が当時何をモチーフにしてデザインされたのか考える事も楽しいです。
以上、スカルマ製品サンプルレビューでした。
TV版シリーズとはまた異なる魅力を放つ『AURA FHANTASM』シリーズ。ファンの皆様のおかげでまだまだ展開を計画中でございます。TV版シリーズが作品40周年となる来年に向けてダンバインシリーズの立体物はガシガシと企画中ですので、引き続きお楽しみにお待ちください!(皆様待望のあの機体も今年度中には公開できそうです…!)
今回は数ある企画検討中の機体たちから、スカルマとも並べたいあの機体を特別に初公開します!
※画像は、商品化の決定していない企画検討段階の図面を元にしています。
「ROBOT魂 <SIDE AB> スカルマ」は魂ウェブ商店にて5月22日(日)23時受注締切!
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